ありがとう島田紳助さん!!テレビの世界に夢を見つける。(高校地獄編)
高校3年生。
相変わらず適当に学校に行っては、ほとんど誰とも関わらず帰宅する。
そして週2、3日は学校を休んでいた。
無気力な毎日、
人間不信にもなり、
「死にたい」と親にも言うようになった。
お母さんはたくさん泣いていた。
とりあえず生きているってだけの日々。
何にもやる気が起きなくて、
ただ寝るか、ひたすらテレビを見ていた。
そんなある日、僕は1つの番組によって救われることになる。
それは、、
もともと島田紳助さんが好きでこの番組はずっと見ていました。
たまたま「いじめ」をテーマにしていて、紳助さんがこう言っていた。
「いま死にたいとおもっているやつは、芸能界に来い。芸能界はそういう奴らの集まりだから。」
体中に電撃が走った。
熱くなった。
その言葉が何度も頭の中で繰り返される。
僕は何もできないけど、芸能界に行ってみたい。
そこが居場所になるかもしれない。
そう思うと、久しぶりに生きる活力が出てきた。
そして、小学生の頃に夢をみた「お笑い芸人」になることを決めた。
芸人になって、自分の面白さを周りに認めてもらうんだ。
自分で自分の道を切り開くんだ。
そうすれば、きっとまた心から笑える日がくるはず。
不思議と「夢」が見つかると、つらい学校生活も少し楽になった。
周りは何も変わっていないけど、気持ちが全然違う。
以前より学校へ行くようになり、
担任の先生のおかげで何とか高校を卒業することができた。
そして僕はお笑い芸人になる道を、
自分1人で歩き始めたのだった。